製造業の付加価値
国別の製造業の付加価値
解説
注目の国
台湾が製造業付加価値の対GDP比34.96%で首位に立ち、次いでアイルランドが29.56%、エスワティニが29.12%となっています。反対に最下位はミクロネシアの0.51%で、サントメ・プリンシペが0.62%、バハマが0.63%でした。注目すべき点として、ハイチが世界第6位の26.23%に入っている一方、いくつかの小島嶼経済は下位に集中しています。
地域別の傾向
アジアは大陸別平均がGDP比14.39%と最も高く、台湾、カンボジア、韓国、中国、ベトナム、タイを含め上位10位を席巻しています。南米と欧州はそれぞれ12.25%と12.22%で近い水準にあり、いずれも世界平均の11.54%を上回っています。アフリカの平均は10.6%ですが、エスワティニと赤道ギニアが世界トップ10に入る一方、ガンビアとサントメ・プリンシペは下位に位置するなど、ばらつきが大きいです。北米は9.655%とやや低く、オセアニアは地域平均が4.948%で最も弱く、下位国が複数含まれています。
データ出典
出典:世界銀行、2019~2024年。単位:製造業付加価値のGDP比(%)。データセットは178か国を対象としています。値は国民総生産に占める製造業の比率を示しており、製造業の絶対規模ではなく経済構造を表しています。
解釈
値が高いほど、製造業がその国の経済に占める割合が大きいことを意味し、この指標では望ましいとされます。値が低いほど、製造業への依存度が低く、サービス、観光、天然資源、その他の部門への依存が大きい経済であることを示します。中央値との差は0.51%から34.96%までと大きく、国ごとに経済構造が大きく異なることが分かります。製造業比率の高さは産業の厚みを示す可能性がありますが、経済パフォーマンスを示す要素の一つにすぎません。